2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名上演Ⅲ
担当講師名坂本 岳大
学科声優学科
コース
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、舞台俳優としてストレートプレイやミュージカルを中心に舞台公演に出演。朗読公演なども行います。

授業内容

舞台での演技を前提として、シアターゲームやボディーワーク、開口発声訓練の基礎などをワークショップ形式の授業の中で「体験」します。同時に、実際のテキストを使って「シーンワーク」を行い、台本読解力・台詞術を高めて演技に結び付けられる事を目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

個人的な癖を取り除き、オーソドックスな「日本語」として台詞を喋ることができるようになることを目標とします。
また、きちんと「交流のある会話」できるように、相手の台詞を「聞き」、相手に言葉を「伝える」ことが出来る事を目標とします。

授業計画

第1回自己紹介、シアターゲームを通してコミュニケーションをはかります。
第2回引き続き沢山のシアターゲームを通してコミュニケーションをはかりつつ、自身の五感を使っていくことを体験します。
第3回ボディーワークの基礎を教え、自身の身体について勉強していきます。
第4回前回のワークの続き。自身の身体への意識やコントロールすることを学びます。
第5回テキスト(台本の台詞)を使って、開口発声や母音について勉強します。
第6回引き続きテキストを使い、前回勉強したことを台詞に反映させていきます。
第7回1クォーターで学習したことを、テキストに反映させてシーンとしてまとめます。
中間試験評価方法・評価基準
出席率や遅刻の有無、授業への積極性など、先ずは演技の実力よりも「意欲」に重点を置きます。その上で、コミュニケーション能力や台詞術の力量を評価します。出席率40%・平常点30%・試験30%
第8回テキストを使い、シーンワークの基礎を勉強します。
第9回シーンワークの基礎となる「言葉」と「交流」について掘り下げます。
第10回先の2回で学習したことを、実際のシーンで実践してみます。
第11回前回の続き。小返しの稽古で役と場面をより深めることを目指します。
第12回テキストから一度離れて、「即興」を行い言葉や動きを生み出すことを体験します。
第13回前回の続き。場面の中で、自分自身の「衝動」を感じて動ける事を目指します。
第14回今季勉強してきたことをシーンの中でまとめてみます。
第15回業公演候補作品の読み合わせ兼、キャスティングオーディションを行います。
期末試験評価方法・評価基準
出席率や授業への意欲、夏休みの課題レポートの内容、授業で学んだ演技に対しての力量を総合的に判断して評価します。
出席率30%・平常点30%・試験40%